これは略文字で、正式には『Freikoerperkultur』
フライケルパークルトゥーア。
舌かみそうに長いこの言葉、訳すと、゛身体自由文化゛。
これまた漢字ばっかりでやっぱり舌かみそう。
ニャンニャン。
で、いったい何なのかというと、
海や湖で裸で泳ぐ文化のこと。
アハー!!!
ドイツにはそういう文化があるのだ。
日本の海や湖でそんなことをしたら、
今のご時世、おまわりさんが来てしまう。
日本にも混浴の露天風呂のような文化はあるが、
こちらのFKKは、全くあけっ広げだ。
入り口も柵もない。
そのFKKを、一度、
゛見に゛行ったことがある。
うわさどおり、どこもかしこもみんな裸で、
中にはビーチバレーまでやってる人たちもいて、
つるちゃんの目はぐるぐるだった。
黒山の人だかりならぬ、
゛白山の人だかり゛。
そんなところで服を着て歩こうものなら、
かえって人目をひいて、顰蹙だ。
でも何といっても、さわやかな雰囲気ではある。
なんでも昔の東ドイツでは、FKKが大はやりだったそうだ。
共産主義の抑圧された社会で唯一、公認された自由な解放が、
人気をもたらしたのだろうか?