秋の風物詞のひとつ、渡り鳥について。
(なんてさわやかなテーマだろう!)

つるちゃんこの前、見ちゃった、鳥の大群。
すごーいやつ。

毎日、バカのひとつ覚えで、
4時には起きているつるちゃんだけど、
いつものように窓を開けると、なんか異様な音が。。。

キュルキュルキュルキュル〜

それは遠くのようでも、近くのようでもある。

何かが起きるゾーッ!と、
とっさにカンがはたらいたつるちゃんは、
急いで2階のベランダに。

すると、最初は数羽だったのが1分ぐらいすると、
大空いっぱいに鳥がやって来た。

空一面、ごま塩を振ったように鳥がつるちゃんの頭の上を過ぎて
いく。
そして羽根音というのだろうか、サーッという音がする。

何か、大型スクリーンで映画を観ているようだった。

鳥が過ぎ去った後は、まるで何ごともなかったかのように、
静けさが戻って…。

ふと下を見ると、つるちゃんちのネコもあっけにとられていた。
通り過ぎてからふと、鳥インフルエンザのこと思い出した。
あの鳥たちがウィルスを持っていたとすると、
街全体がやられるかもしれない。

しかし、もはや遅し。ウィルス、吸っちゃったわ。

それにしても、圧巻とはこういうことを言うのかもしれない。

だって、どのようにしてあれだけの
おびただしい数の鳥が集まるのか(何億って感じの鳥だったし)
それでどうやって皆、同じ時間に飛び立てるのか?

もしかして日曜の朝の、教会の
鐘の鳴る時間に決行ね!、とか言ってるのか、
俗なつるちゃんには、あの鳥の行動
は不可解極まりないものだ。

聞いた話だが、ドイツの街の教会の上なんかに、
役場の人が゛こうのとり゛の巣を作ってやると、
ちゃんとそこに来て、ファミリーを作り、
冬になると、暖かいアフリカの方に飛んで行って、
春には一家でまた同じ巣に戻ってくるんだそうだ。

渡り鳥ってつるちゃんより、きっと
頭がいいに違いない。

それにしても鳥って、どこ行くにも交通費かからなくていいよな。

どこまでも庶民のつるちゃんだ。