つるちゃんちの郵便ポストになんと、ハチが巣を作っていた。
それも入口いっぱいに!
瞬く間に作っられてしまったようだ。
つるちゃんちの郵便ポストには、ふたがついていて、
見る時にそのふたを開ける
ようになっている。
ある朝、いつものように開けると、
中からハチがブ〜ンと飛んでいった。
そしてポストの入口には灰色の妙な物体が…。
もしや…。
ピッときた。
去年、つるちゃんちの2階ベランダの納戸に
ハチが巣をつくり、30センチ
ぐらいの大きさにまでなったのを思い出したのだ。
ハチがいないのを見計って
巣を壊して郵便物を取ったら、
ハチがすぐさまやってきて、
゛ブ〜ン、ブ〜ン゛
と威嚇されてしまった。
ヒエ〜。
つるちゃん、あわてて逃げた。
で、次の日に見ると、また入口いっぱいにハチの巣。
その後も2回も壊したのに、一週間後、
また来て作っていった。
それにしてもすごい執念だ。
おそらく、0.1ミリぐらいの脳みそなのに。
つるちゃんはその何千倍の脳みそがあるはずなのに、
今日食べたものさえ忘れる。
なんなんだこりゃ?
そんなこんなで、まるでイタチごっこのように、
巣を作られては、取り払い、威嚇され、
を3回ぐらい続けただろうか、とうとうつるちゃんは、
そのハチの熱心さに根負けした。
新しい郵便ポストを買ってきて、
その場所に備え付け、
ハチの巣の入ったのは、下に置いて様子を見ることにした。
新しいのにも巣を作り始めたらどうしよーかと思ったが、
どうやらハチは臭いでわかるのか、
その下に置いた郵便ポストで、せっせと仕事を続行している。
どうなることやら…。
ハチさまさまだ。