ずっと前の話しだが、久しぶりに日本の実家に行ったら、市役所から督促状が来ていた。

『督促状』の文字に背筋が一瞬凍った。
日本語が読めなければ、こんな体の反応はないんだろうな、などと
ヘンに客観視している自分がいるのに驚きながらも中身を確認すると、
固定資産税の納税督促状であった。

あーはー、固定資産税なら、この間、銀行振り落としにしたから、これは市役所の手違い。
教えてあげましょう、と早速市役所に電話した。

担当の方、存じ上げていなかったのだが、鶴田です、って言ったら、
ああ、ピアニストの鶴田さんですよね?と言われた。
鶴田ってあまりない名前だから、良くも悪くも目立ってしまう。
督促状、イコール、鶴田ってイメージがその担当の方にこびりついたら、いやだなあ。

だもんで、少し緊張しながらも、銀行引き落としにした旨を説明すると、
「そのようにはなっておりません。」とのこと。

えええ!(青天の霹靂)
「この前市役所に行って書き込んだんですけど。」
と言うと、
「書き込んだだけではダメで、銀行でその手続きをしていただかないとですね…。」

「そうなんですか、あはは。」
と笑ってみたものの、

ホントは鶴田さん、払ってなくて、苦し紛れにこんな電話してきたんじゃないの?と思われてたかもしれないなあ。

ほんとに知らなかったんだから。






Honya Club.com