この間、つるちゃんの住んでいるところの
とびっきりいいレストランに食べに行った。
ミシュランでは星は3つついている。
そういうのはあまり重要ではないかもしれないけど、
つるちゃんがそこに行ったのは重要。
なんちゃって。
何を今回は言いたかったのかというと、
そこのお客さんだ。
天気がよかったので、外の席で食べていた。
席の上には、樹齢が何百年もしていそうな
巨大なマロニエの木が何本もあった。
食べながら木を見上げると、口が自然に
開いてしまうほどの高さだ。
そんな時間が止まったかと思うほどの
優雅なところで食べていると、
突然の騒音。
ドタドタドタ。。。。
なんだと思います?
マロニエの実。
そう。
季節は秋、まっさかり。
収穫の秋でもある。
50メートルはあるような木から
マロニエの実(って栗みたいにトゲトゲがある)
が落ちるのだ。
そして、その被害者となったのは、
まさに3つ星レストランにはぴったりって感じの
風雅な雰囲気を持った おばさま だった。
お食べになっていたスープに入って、
マロニエの実は飛び出して
無惨なことに。
それに運の悪いことに、上の階で、花に水をやっていた
ホテルの人が、誤って階下に席を取っていた
その優雅なおばさまに水をかけてしまった。
あああああ。
つるちゃんはそのちょっと遠くに座っていた
優雅なおばさまを、あららららと思って見ていたのでした。
しかしそのおばさま。
なんとにこやかなこと。
周りの友人と思われる人たちも、
スープが服にかかってしまっていたりするのに
ボーイがすぐにとんできたが、ニコニコ笑っている。
まるで子どもがおままごとをしているよう。
普通のレストランだったら、
!!!!!オー・マイ・ゴーーーーーット!!!!!
と怒り狂ってボーイをすぐさま呼ぶ、
とかいう光景に当然なっていそうなものだ。
「金持ちけんかせず。」
ってこういうこと言うのかな?
マロニエの実にもびっくりしたけど、
この上品な人たちにももっとびっくりした。
なんかさすがな3つ星レストランだった。
優雅な光景目に浮かびますなぁ。
そういうゆったりした時間を過ごしたいものです。
私は今オケをやめ中学の教員になり、これもまた刺激的な毎日を過ごしております。
子供が独立したらそっちに遊びに来ますのでその時はよろしく!