この間、ポーランドの政府専用機が墜落したニュースがあったが、
この飛行機、ソ連製のツポレフという、
今から40年以上前に作られたものだったという。

つるちゃんも前に、このツポレフに乗ったことがある。

形としては、すっきりとしているのだが、
近づいてみると、修理のツギハギだらけで、
これから乗り込もうとした足が
震えたのを覚えている。

中に入れば、
テーブルがゆがんでいたり、
じゅうたんは穴だらけ。

トイレにいたっては、
昭和の、それも、30年代ぐらい?
かと思わせる、
セピア色の世界が広がっていた。

黒塗りの重〜い蓋に、
なぜか
横に靴磨きのブラシが備えてあった。

当時と、みだしなみの感覚が違かったのかもしれない。

でも、出てきた食事は、思いのほかおいしかった。
特に、サラミソーセージの味は忘れられないくらいだが、
ツポレフに乗った、という思い出は、
早く忘れたい、と思う。