この間ラジオを聴いていたら、
人間は一日に、200回うそをついている、と言っていた。

一例をあげると、
朝起きて、鏡の前でおなかが出ている自分を見、
おなかを引っ込めて、
大丈夫!
と思うのがうそ、その1。

外に出れば、嫌いなおとなりさんがいて
おはようございます。
(この場合、ドイツ語だと英語のグッドモーニングみたいな
表現で、直訳すると”いい朝を!“と他人に望む言い方なので
日本語のおはようとはちがうんだけど)
と、好きでもないのにいい朝を願うのが、うそ、その2。

このように、うそは一言一言にちりばめられていく。

実際、4ヶ月にわたって、
このようなうそをつかない生活を送ったという人がいて、
そうしたらこの人は、
会社を解雇され、
家族、親戚、知り合い、地域のひとたちから
見放さされて、
孤独にさいなまれたそうだ。

うそのない人生、など
ありえないということか。