夏時間について

昨日から夏時間になった。

ってことで、日本との時差は7時間に。
1時間縮まった。

実際どんな感じなのかというと、
たとえば
土曜日の夜11時に寝て、
次の日曜の8時に起きると、
それが9時になっているという具合。

つまりこの日に限って、1時間、時間が少なくなる。
損した感じ。

まあ、冬時間になるときはこの逆なんだけど。

この夏時間というもの、何であるのかというと、
夜が1時間早まる=明るい時間が1時間増えるから、
その分の電気代が節約される、
ということではじめられたのだそうだ。

でもね、夜は1時間早まるということは、
朝になるのも1時間早まる。
7時でもまだ暗いし。

4時起きするつるちゃんは、
夏は3時起きするということだから、
1時間余計に電気を使うということだ。

早起きの人には
この、夏時間とかいう時間をずらすシステムは
何の役にもたたないような気がする。

電気代の節約という点においては、
夏時間においては、
早起きは3文の徳
とはならんね。
(2文ぐらいか)

どうでもいいけど、
夏時間を考えた人って、
夜型人間だったような気がする。



このごろ…。

ピアノを弾いていると、
ちょっと前まではエッセイの文章が出てきていたけど、
このごろは、映像が出てくるようになった。


何の映像かというと、それは、そのときに弾いている作曲家。
特に、シューマンを弾いているとき、はっきりと見える。
シューマンがソファに座っているのだ。


聴いてるんだか聴いてないんだか、
あっちを見たり、こっちを見たり。
でも、顔にはいつも微笑がある。


それとは裏腹に、ショパン。
出てくることは出てくるんだが、冷たい。
つるちゃんをじっと見続けて、二コリともしない。
出てくるだけいいことにするか。


この人たち、出てくると妙に安心して弾ける。

でも、ピアノを離れて思い出したりすると、
いったいアレは何だったんだろうと、
少しだけ気味が悪い。







あせる春。


つるちゃんちの庭に目をやったら、雪割草が顔を出していた。

春がやって来たのだ。

ちょっとあせっている。

なぜって、
冬のうちにやっておこうと思っていたいろんなこと、
まぁ、部屋の棚拭きとか、
普通の人ならばなんてことのないことなんろうけど、
ついに一度もすることなく、冬が終わりそうなのだ。

こんなことを書くと、
なんか不衛生極まりないところに住んでいるみたいだが、
大丈夫、大丈夫。遠くから見れば棚のほこりなんてわからない。

大事なのは、気にかけないことだ。

しかし、
これが簡単そうで、結構難しい。
良心、というものが邪魔をする…。

あせる。


とっとと切ってしまいたい?


つるちゃんがここ数年頭を抱えている、
「おとなりさん」問題。

この間、こんなニュースが上がっていた。

Musik-Verbot in Berlin: Präludien aus der Nachbarhölle
題名を直訳すると:
『隣人地獄からの前奏曲』−ベルリンで起きた音楽禁止の判決

その記事を読んでみると、なんでもアパートの隣に住む家族が、
日曜日も練習に明け暮れる17歳の女の子のピアノに耐え切れずに
裁判を起こし、50ユーロの罰金を課せられ、今後日曜日に練習
すれば、なんと5万ユーロ(700万円)の罰金を課するという
判決が下りたのだそうだ。


つるちゃんにとっては、身の毛もよだつような記事。


つるちゃんち、今抱えているおとなりさん問題は、
つるちゃんのエッセイをお読みになってくれている人なら
よくご存知の、例の“庭の木“のせいなんだけど、
いつ、その庭の木がピアノにとって変わるかと実は
ハラハラしているのだ。

何かにつけ、文句をつけてくるこのとなりのおばさん。

エスカレートしないうちに庭の木、とっとと全部切ってしまいたくなった。






朝の修行


この冬のドイツ、久々の本格的なものになった。

すなわち、寒い。

朝4時のシャワーは、最高に温度をセットしても、
ぬるま湯以上になってくれない。

外の気温はこのところ毎日、マイナス10度以下。
昼間でもマイナスだから、セントラルヒーティングが
ばかになったのか?

毎朝、修行をしているようだ。






カーニバルの思い出


2月のヨーロッパの行事といったら、カーニバル。

今年も昨日まで、ドンちゃん騒ぎの日々だった。

この時期になると、いつも思い出すことがある。

カーニバルのパーティの件。


それは、近くの街であった。

そこには派手な格好に奇抜な化粧、
というのが定番なので、
つるちゃんも、ここ一番、と奮発して出かけた。

赤に黄色に青に、ありとあらゆる色で。
そう。だれもがあっと驚くドラキュラの顔。

頭には羽をつけて、赤いしま模様のTシャツ。
このわけのわかんないコンビネーションが、
“つるちゃん風”カーニバルだ。

カンペキ!
つるちゃんは家を出た。

パーティでは踊りに踊って、久しぶりに、“朝帰り”
なるものをして大いに楽しんだのだった。

もう何時にベッドに入ったかもわからないくらいで
目が覚めて、手帳を見たら、
『9時:歯医者』。


時計を見れば、9時5分前。

ひぇ〜〜急がなきゃ!!!

つるちゃん、飛び起きて、きのうの赤いTシャツの上に
セーターを着て、大慌てで歯医者さんに向かった。

何とか9時ちょっとすぎに着いて、
息をゼーゼーハーハーさせながら
受付を済ませて待合室に入る。

…なんだかいつもより強い視線を感じるんだけど。
まっいいか。

そのうちつるちゃんは呼ばれて診察室に入って、
治療を受ける椅子に座って待っていた。

ドイツの歯医者さんの診察室は、日本と違って個室だ。

そして歯医者さんが診察室に入って来た。

すると…、
“Oh,mein GOTT!!!” 
(→ オーマイゴットのドイツ版ね。)
顔を手で覆ってしまわれた。

そこでつるちゃん、ハッと思い出した。

顔洗うの忘れたーっ!

もはや遅し。

出直して来い!
なんて言われるんじゃないかとビクビクしながら、
昨日パーティに行って遅く帰ってきて、
そのまま寝ちゃったこと、
そして今日寝坊してそのまま来たこと
を説明して謝って治療を受けた。

本来はとても優しい歯医者さんなので、幸いにも理解してもらった。
(けっこうウケてたか?)

でも最後に歯医者さん、一言。
「ドラキュラを相手に治療をしたのは初めてです。」



たんぽぽ茶



このごろ、゛たんぽぽ茶゛というのに凝っている。

それは、たんぽぽの発見に始まった。

そもそもここ数年、
野生のくるみやりんごを採って食べるのが趣味
っぽくなっていたんだが、この
゛タダ゛で食べられるものの究極の発見、
それは、たんぽぽだった。

植物図鑑で雑草を見ていたら、たんぽぽのところに
“食用”とあった。

花、葉はサラダや炒めもの、根にいたっては、細く切って
きんぴら風にして食べられるのだそうだ。

なんでも、栄養価がとても高く、
昔、
中国では万病の薬に用いられて
いたそうだ。

たんぽぽって、アスファルトの道路のすき間にでさえ生えていて、
採っても採っても出てくる。
生命力が強いということでしょう。

だからそれを飲めば、生命力の強い人間になれるってことか?

でもサラダや炒め物って、洗ったり、フライパンに
油を使ったりと、大変。

めんどくさがり屋なのでね。

でも、
“たんぽぽ茶”だったら、
採ってきて、鍋で煮るだけ。

なんでも、
根っこに栄養があるんだそうで、
切らなくていい!

簡単!
=> つるちゃん向き
です。

ってことで、
ハマっております。

みなさんも、いかが?



とうもろこし畑



ずっと前のことだけど、
車に乗っていたら、
遠くの方で、
ヘリコプターが旋回していた。

なんだろうと思ったら、次の日のニュースで、
高級老人ホームに泥棒が入って、
大量の貴金属類や現金が盗まれて、
犯人が、
近くの、とうもろこし畑に逃げたので、
警察がヘリコプターで上から追っている
といっていた。

きっとつるちゃんが見た、あのヘリコプターに
違いないと思った。

こういう捜索の方法って、あるんですね。

とうもろこしって、背が2メートルくらいに伸びるから、
広大な畑は
迷路みたいになるのだ。

たまに子どもの遊び場でとうもろこしの迷路
っていうのがあるほど。

ちなみに、この犯人、いまだに逃走中なんだそうだ。

でも、とうもろこし畑に逃げるなんて、
なんかほのぼのしている。

よく考えるとこわいけど。



感慨深い1月



つるちゃんにとって1月は、とても感慨深い月だ。

なぜかというと、
生まれて初めて、
お引越しというものをした月だからだ。

いつからつるちゃんがドイツにいたかというと、
それは昭和天皇が亡くなったころ。

もう20年、いやそれ以上経つか。
ずいぶん前すぎて考えられないわ。

今このブログを読んでいるあなたは、
もしかして平成生まれ?


当時はまだ『東ドイツ』という国が存在していて、
つるちゃんは今から20年以上前の1月5日、
首都東ベルリンの空港に一人で降り立ったのだった。

ドイツに20年以上いるということは、
日本を20年以上も離れている
ということだ。

たまに日本に行くんだけどね。

でも、
つるちゃんの中では、20年以上前までの
日本の姿が、色濃くインプットされている。

というか、
そこで時が止まっているんだったりして。

ムムム、
やはり感慨深い…。



お正月輸入


ドイツにも日本のお正月を゛輸入゛
したらいいのではないかとふと思った。

日本には“クリスマス”が輸入され、
すっかり定着しているのだから、
うまくやれば出来ると思う。

中には、ロマンチック
だと思う人もいるかもしれない。

ポイントは、鏡餅や福袋に、
どうロマンを感じさせるかということと、
ジルベスターという大晦日のドンチャン騒ぎを
くつがえす魅力を打ち出すことだ。

これができたら、
すごいマネージメント能力が開発されるだろうなあ。






クリスマスが過ぎると。


クリスマスが過ぎると、次のイベントはお正月。

ドイツのクリスマスと、日本のお正月は雰囲気が似ている。


日本だと、クリスマスは゛輸入品゛なので、
ロマンチックなところに傾いている感じだが、
ドイツのクリスマス、特にイブは、
一年で最も家庭的な日。

恋人たちも、それぞれ自分たちの親や親戚
のところに帰るので、離ればなれになる
ことも多い。

ということで、ロマンチックさがなく、現実的
な集いとなる日だ。

日本のお正月となんだか感じが似ている。

日本のお正月を、
ロマンチックー!と思う人っていないと思う。
それと同じような感覚かも。。

それに対して、ドイツの大晦日、ジルベスター。
それはまったくのドンチャン騒ぎ。

生粋の日本人であるつるちゃんは、この
゛ジルベスター゛なるもの、どうも
馴染めない。

大晦日の夜というのは、
静かにこたつでお蕎麦とか、
みかんなんかを食べて、紅白でも見て、
それこそ家族で集う、というのが頭のなかに
インプットされている。

それがこっちの人たちときたら、ダンスパーティーだの、花火だのと、
うるさいのなんの。

年が変わる12時ごろになると、
バンバンと花火が打ち上げられ、
つるちゃんちの猫は怖がってベッドの下
にうずくまっている。

テレビをつけても、お祭り騒ぎの
カウントダウン一色だ。

つるちゃんは、以前は誘われると義理がたく、
このカウントダウンに加わって
いたが、ここ2、3年は一人でもくもくと
ピアノを弾いて、゛足掛け2年
弾いた!゛と自己満足する日にしている。

ガンガン弾けば結構なカウントダウンだ。
それか、
単なるヘソマガリというやつか。



もうすぐクリスマス。


この間、手帳を見てビックリした。

このところ、(いつもか)、
社会の動きにはイマイチ疎くて、
クリスマスだっていうの、
先週あたりに気がついた。

まあ、クリスマスコンサートというのに
今月は何回か出演したし、外に出れば
壁によじ登ったサンタさんや、
ピカピカのイルミネーションも光っているから、
そろそろかなあ、とは思っていたのだが。

しかし年末になるのが早い。
この間大晦日だったはずだけど…。

ってか、
つるちゃんの頭は盆と暮。




ドレスデンのシュトレン

ドレスデンへ行ってきた。

ドレスデンは、つるちゃんが今住んでいるところから、
飛行機で1時間半ほどなのだが、
゛旧 東ドイツ゛ということもあって、
気分はほとんど外国行きモード。

5年も住んでいたのに、
ドレスデン地方の人たちのしゃべる、
なまりの強い言葉が、
よくわからない。

それは置いといて、
ドレスデンの街はクリスマス色に染まっていた。

ドイツのどこの街にも、
この時期はクリスマスの市(いち)が立って、
その地方独特の食べ物や、民芸品、
子どものための即席の小さな遊園地まで
あったりする。

中でもドレスデンのクリスマス市は
ドイツで一番古く、最初に始まったのが
1434年。

そこで売られている
ものは、当時と今と、
ほとんど変わらないのは目玉だ。

ドレスデンの特産品はなんといっても、
"Dresdner Christstollen" 
ドレスドナー クリストシュトレンと呼ばれる、
クリスマスケーキ。

ドレスデンから世界中に輸出されているそうなので、
日本も例にもれることはないだろうから、
皆さんの中には、食べたことのある人もいるかも
しれない。

クリスマスは11月末ごろ、
日曜日ごとにろうそくに火を
灯して、4本全部灯ったところで、
クリスマスになる。

それにあわせてシュトレンを一切れずつ切って食べる。
つまり、一週間に一切れ。

この食べ方は、あくまで伝統であって、
つるちゃんちでは、
一日一斤。
これ現実。
あはは。

ドレスデンでは、シュトレン祭といって、
巨大なシュトレンが荷台に乗って
街をパレードする日があり、
それも代々続いてきた行事のひとつだ。

その重さは3、3トン!

昔、ドレスデンの王様が、
おいしいケーキが食べたい!と言って、
あるパン職人に作らせたところ、
巨大なケーキが献上され、その王様が
絶賛したという話がある。

そして、そのケーキの上にかかっている
ハンパじゃない量の粉砂糖が、
キリストが生まれた時に包まれた白い布のよう
であったことから、
クリスト(キリスト)のシュトレン(棒という意味で、
キリストが横たわっている姿)と名が付けられたのだ
そうだ。

あんまり書いていたら、おなかがすいてきた。

シュトレン、買ってこよっと。













疲れる12月



いつの間にか街にはイルミネーションが輝き、
ラジオをつければ
クリスマスのコマーシャル。
店にはサンタのチョコ。

疲れた。

クリスマスがまたやって来るのだ。

つるちゃんは、曜日の感覚が狂っている上、
この間なんて、
これから寒くなるのか暖かくなるのか、
考えねばならなかった。

ちょっとキテるかも。



渡り鳥


秋の風物詞のひとつ、渡り鳥について。
(なんてさわやかなテーマだろう!)

つるちゃんこの前、見ちゃった、鳥の大群。
すごーいやつ。

毎日、バカのひとつ覚えで、
4時には起きているつるちゃんだけど、
いつものように窓を開けると、なんか異様な音が。。。

キュルキュルキュルキュル〜

それは遠くのようでも、近くのようでもある。

何かが起きるゾーッ!と、
とっさにカンがはたらいたつるちゃんは、
急いで2階のベランダに。

すると、最初は数羽だったのが1分ぐらいすると、
大空いっぱいに鳥がやって来た。

空一面、ごま塩を振ったように鳥がつるちゃんの頭の上を過ぎて
いく。
そして羽根音というのだろうか、サーッという音がする。

何か、大型スクリーンで映画を観ているようだった。

鳥が過ぎ去った後は、まるで何ごともなかったかのように、
静けさが戻って…。

ふと下を見ると、つるちゃんちのネコもあっけにとられていた。
通り過ぎてからふと、鳥インフルエンザのこと思い出した。
あの鳥たちがウィルスを持っていたとすると、
街全体がやられるかもしれない。

しかし、もはや遅し。ウィルス、吸っちゃったわ。

それにしても、圧巻とはこういうことを言うのかもしれない。

だって、どのようにしてあれだけの
おびただしい数の鳥が集まるのか(何億って感じの鳥だったし)
それでどうやって皆、同じ時間に飛び立てるのか?

もしかして日曜の朝の、教会の
鐘の鳴る時間に決行ね!、とか言ってるのか、
俗なつるちゃんには、あの鳥の行動
は不可解極まりないものだ。

聞いた話だが、ドイツの街の教会の上なんかに、
役場の人が゛こうのとり゛の巣を作ってやると、
ちゃんとそこに来て、ファミリーを作り、
冬になると、暖かいアフリカの方に飛んで行って、
春には一家でまた同じ巣に戻ってくるんだそうだ。

渡り鳥ってつるちゃんより、きっと
頭がいいに違いない。

それにしても鳥って、どこ行くにも交通費かからなくていいよな。

どこまでも庶民のつるちゃんだ。




信じられないイタリアンレストラン。


つるちゃんちの村のイタリアンレストラン、
久しぶりに行ってみたら、
近くの大きな街に引っ越すんだそうで、
その日が最終日になっていた。

“感謝を込めてご奉仕”と書いてあったので、
期待して入った。

つるちゃんは、大好きな
スパゲッティ ぺペロンチーノをたのんだ。

まあ、10人ほどでいったので、
時間はかかるんだろうなあ、と思ったけど、
30分以上も待たされて、
やっときたスパゲッティ ぺペロンチーノ 
を一口。

ゲッ。辛いっ!!!!!!!



つるちゃん、辛いのは好きな方だけど、
なんだか一発で火が吹きそうな味。

だんだん涙目になってきた。

それを見た友人たち、
一口味見させてと口に入れると、
ゲッ、辛いのを通り越してるよ。
すぐに店員に言うべき!

と、みんなが同意見。

みんなが言ってくれるっていうんで、
店員をよんだ。

すると、つるちゃんたちの会話を聞いていたのか、
見るからに文句あっか、って顔をした店長が、

“辛くはありません。”
と豪語しながら近づいてきた。

それを聞いた友人のひとりが、
“これが辛くないなんて、この店はどうかしている!”

と言い寄る。


以下、会話は次のとおり。
店長:どうかしたからって何よ。

友人:こんな食べられないものを出して、恥ずかしくないのか?
これをタダにするか、デザートを変わりに出しなさい。

店長:何言ってるんですか?
辛くて食べられないのはそっちの問題。

友人:こんなスパゲッティ、豚にでも食べさせた方がまし。
もう、ここには来ません。

店長:あんたらが来なくたって、うちはもう、
明日からどうせここにはいないんだから、
私の知ったことではない。

そうしたらそこにいたつるちゃんの友人、
全員がキレた。
以下、文句の言い合い。

以上、イタリアンレストランにて。

この、すさまじい会話、いかがでしょう?

この言い合いをした友人、家に帰ってすぐ、
街のレストランの評価を書くサイトで、
このレストランのこと、
めったくそに書いて投稿したそう。

でも、彼らが言い合いしている時、
つるちゃんが思っていたこと、
“そういうこと言ってると、カミサマに怒られるヨ。”

で、なんか言わなきゃと思って、一言。
「そういうことを言っていると、成功は望めないでしょう。」

こういうとき、つるちゃんって、イマイチ
一緒になってキレることができない。
仕掛けたほうなのにね。

傍観者的というのか、どうしても蚊帳の外に
出てしまう。

・・・いつも現実から遠いところにいる、
つるちゃんでした。
ちゃんちゃん。



つるちゃん、撃たれる!?



外を散歩していると、山の方から
ドン、ドンと鉄砲の音がするので、
あわてて家に引き返してきた。

思わず警察に通報しようと思ったが、
その前に友人に聞いたら、
それはワインの山の収穫間際のぶどうに、
鳥が来て食べてしまわないようにする、
いわゆる゛威嚇゛なんだそうで。

゛ドン゛という音は、
鉄砲が空に向かって本当に発射されるのか、
爆竹みたいになっているか、
はたまたラジカセなんかが置いてあって、
鉄砲の音のテープがまわっているのか、
まだつるちゃんには解明されてないのだが、
それは、2分ぐらいおきに定期的に鳴る。

日本だと、鳥を追い払うので思い浮かべるのは、
水田に立つ゛かかし゛だろう。

あとクッションに目玉が書いてあるような、
風にゆらゆらゆれてるやつ。
鉄砲の音より風流だ。

カラダにやさしい、ってか。

鉄砲の音はあまりに露骨だ。
心臓バクバクしたし。

この鉄砲の音は、
ここの南ドイツ、ワインの生産地
独特なものなのだろう。

秋の風物詞のひとつに入れておかないと。
来年はびっくりしないようにね…。



レ友が来た〜 、そしてもう一本。

つるちゃんが毎月書いている連載雑誌、「レッスンの友」の中の、
”つるちゃんちのキュッヒェ”、11月号のご案内です。

<サブタイトル>  健康にいいかもしれない
                つるちゃんのエッセイ

<ギャグ>  ギャグのような、本当の話 その7

             「天然のタンクトップ」

<インタビュー> 『つるちゃんのザ・この人にチャレンジ』

               俳優 上世博及氏 その2

<つるちゃんレシピ> “セモリナ粉の団子スープ”

読んでみたい方は右上の雑誌をクリック、してね!




スポーツの秋


つるちゃん、この間、けがをした。

スポーツの秋!
とか言って、全速力で走ったのだ。
いわゆる徒競走というやつ。

20年ぶりぐらい???

まあ20年も使っていなかった筋肉が予告なしに
フル稼働したのだから、おかしくなるのは当然か。

つるちゃんプラス、ドイツ人男性3人が駅の
プラットホームにいてヒマだったので、
走ろう!
ということになり、
他人の目もはばからず、力をふり絞り、
200メートルくらい走った。

で、4人のうち、つるちゃんが1番速かったので、
感激して、もう1回!、もう1回!と、
5回ぐらい続けて走った。

つるちゃんは有頂天で帰途についた。

走っているとき、太ももがキュッ、ビリッ、
という感じがしたのだが、
気に止めず、走り続けたのが災いしたようだ。

夜になって、足に力が入らず、
あれーと思って寝たのだが、
次の日、
全身が痛くて笑っても
鼻をかんでも全身がビリビリ。

足で走るのになんでそこまで
痛いのだ?

もうそれから4、5日は、
うすのろみたいにそろそろと移動するはめに、、、

後日、一緒に走った他の3人に聞いたら、
みんなは何事もなかったそうだ。

やっぱりつるちゃんは、
スポーツより芸術の秋の方が向いているかも。



落ち葉


ドイツはすっかり秋している。

『黄金の10月』と言われるように、
葉っぱが黄色になって
遠くから見ると金色に見える。

つるちゃんちの庭の菩提樹の樹の葉っぱも色付いて、
落ち葉も結構増えてきた。

でもこの落ち葉、
本当に金でできていたら貪るように拾うんだけど、
本物の金じゃないからイマイチ腰が上がらない。

“ゲンキン”ですから、
”ゲンキン“にならないのはイヤなのじゃ。







プロフィール

鶴田美奈子 
Minako Tsuruta

ピアニスト&チェンバロ奏者。
宮城県塩竃市に生まれ、当時まだ社会主義国であった東ドイツに単身留学し、ドレスデン音楽大学大学院でピアノを学ぶ。
東ドイツ滞在時には「ベルリンの壁」崩壊に
遭遇。

その後旧西ドイツ側の都市、フライブルクに移り、フライブルク音楽大学大学院でチェンバロなどの鍵盤古楽器を学ぶ。

ピアノと古楽器すべての演奏が可能で、レパートリーは、 ルネッサンスから現代までの広範囲にわたる。

現在は、ライブ演奏と自ら編集した画像とを
組み合わせる『画(え)になるクラシック』を展開。

曲の性格に沿った画像での公演はもちろん、
歴史・人物・風景を画像でたどったり、ステージ上でアーティストが鶴田のライブ演奏に合わせて画を描くなどという斬新な公演も行っている。

そのほか、毎年行っているバッハの超大曲
『ゴールドベルク変奏曲』の全曲演奏、宮城県塩竃市の方言を使用した、ナレーション付き音楽の編曲や、自ら執筆したエッセイを演奏の中に組み入れる『 ピアノとエッセイ Two in One 』、また、仏レジオンドヌール勲章受章の画伯、松井守男氏のオリジナル絵画をバックに共演など、従来のクラシック演奏家の概念にとらわれない様々なアイデアで活動を展開。独特のイベントスタイルでファンを獲得している。

上記の東ドイツでの留学体験は、2015年春に発売の小説「革命前夜」(須賀しのぶ著、文藝春秋社)の中で使用されている。

CDは世界初録音曲(CPEバッハ)を含む曲など、ピアノ、チェンバロそれぞれで、ナクソス他から発売されている。

執筆活動にも力を入れ、ピアノの月刊誌『レッスンの友』(レッスンの友社)でドイツ料理レシピ付きエッセイ、河北新報紙上などでコラムを連載。現在は塩竈市生涯教育センターWAY誌上で隔月でレシピ付きエッセイを執筆中。

2010年より、「しおがま文化大使」を務めている。
ドイツ在住。

ディスコグラフィー
■C.P.E.バッハ:ピアノ作品集  第1集 (ドイツ・ナクソス)
cpe bach 1
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■C.P.E.バッハ:ピアノ作品集  第2集 (ドイツ・ナクソス)
cpe bach 2
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■勝ち誇った女 〜 16-18世紀チェンバロ・ヴィルトゥオーゾ作品集 (ドイツ・ナクソス)
cembalo cd
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■J.S.バッハの息子たちのピアノ作品集 (ドイツ・ナクソス)
bach soehne cd
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